快適な生活を送るためには
食事や睡眠、ストレスを溜め込まないなど
日々バランス良く生きることが大事なようです。
とはいえ、
それが出来れば苦労しないよ!
と、誰しも思うところでしょう。
外食が多く仕事を間に合わせる為に睡眠時間を削り
落ち度がないか常に気を張り詰める
それを落ち着かせるようにお酒の量が増えていく・・・
おおよそバランス良くとは、かけ離れた生活
快適さなど得られるはずもありません。
ついつい自暴自棄になってしまいがちですが
世の中、というか人生とは面白いもので
何かで失敗してひどく落ち込んでいる時ほど
気が置けない人達からのちょっとした気遣いや
大雨の中、外で用事を済ませる間だけピタリと雨が止んでいたり
隣に止めてある車の中からぬいぐるみの様な可愛い犬が
こちらを見つめていて思わず顔がほころんでしまうといった
ささやかな良い事がそれを慰めるように訪れたりする。
おそらく偶然なんでしょうけれど
まるで見えない何かがバランスを取ってくれている様にも感じられるのです。
いろいろな事が重なり気持ちに余裕がないと
目線は下がり地面の一点ばかりを見つめて
季節によって微妙に変化していく景色に関心がなくなり
雲を眺めながらゆっくりと深呼吸することを忘れてしまっている自分に
うぬぼれるな、もともと大した人間ではないだろう・・・
そう気づかせてくれる。
・・・そうだった・・・
食事中、隣の席で「このうなぎの肝焼きうめぇ~」
と言っている小学生に若干の殺意を覚えてしまう狭量な小人物なのだ
テレビで見る道徳から逸脱した事件を心の底から非難できない
はたして、その状況に置かれたとき
絶対に同じ事をしないと言い切れる自身がないからです。
年齢と共に体が硬くなっていくのは仕方がないとしても
頭は出来るだけ柔らかくなれるように心掛け
いつ足を踏み外してもおかしくないという不安に対して
なんとかバランスを取っていきたいものです。
長谷部

