今晩は、入野ジム 長谷部です。
親友と呼べる存在・・・そうはいない。
その中で君は、間違いなく親友だ。
思えば幼稚園からの付き合い
高校、最初の就職先まで一緒だった・・・
まさに、腐れ縁だね。
君はまるでマンガの主人公の様だ。
いたずら好き、気を抜いていると何をしてくるか分からない
悪い言い方をすれば、チョビチョビしている。
ケンカ大好き腕っぷしも強い
外でよくケンカを売って横にいるこっちは、いつもヒヤヒヤ。
そのくせとても傷つきやすい・・・
「おい、聞いてくれよ~俺どうしたらいいかな~」
そう言って突然家に来たり電話で長い時間話をしたね。
とにかく、まっすぐで決めたらすぐ行動し感情をストレートにぶつけて来る
だから、けっこう衝突もした・・・。
信じないかもしれないけど、臆病者、優柔不断、ウジウジしている自分には
そんな所が羨ましかった・・・。
君がいなくなってもう6年・・・月日が過ぎるのは早いものだ・・・。
可愛い彼女と結婚、家も建て子供も生まれた。
これから家族とこう暮らして、子供はこうやって育てて行きたい・・・。
2人で飲みながら沢山話して、くだらない冗談で笑った。
その一週間後、突然の他界・・・。
生きていれば誰しも平等に、その時はやって来る
それがいつなのか分からないが必ずその時は来る
それは分かっている。
・・・だが、なぜこのタイミングなんだ!
苦労して、やっとこれから自分の夢を実現しようとしていた・・・
なぜ今なんだ!
悔しいだろうね・・・。
正直、今でも 「ちょっと聞いてくれ~」 そう言って
電話をしてきたり、家に来る気がしてならない。
でも月に一度お墓の前で手を合わせる
「ああ、やはりいないのだな・・・」 そう思う
毎年、一年の締めくくりとして2人で飲む事が出来なくなった
この時期が来ると、とても淋しい気持ちになるよ。
冗談まじりに 「俺に何かあったら・・・」
交わした約束を守れていない事が本当に申し訳ない
・・・いずれ自分にも、その時が来るだろう
それまで一日、一日を大切に生きていきたい
そうでなければ君に怒られるよね。
そしてその時、君は何と言うだろうか?
「なかなか頑張ったじゃん!」
そう言ってくれるだろうか。
・・・いや、君のことだ 「まだまだ甘いな!」
そう言うに違いない。
友へ・・・もう少し待っていてくれ・・・そのうち行くよ・・・
いつかそのうち・・・。
「出来が悪いなりに良くやっただろ!」 そう言ってやる。
そしてまた2人で飲んで、くだらない話をしよう・・・。