年を追うごとに寒さに対する耐久性が弱くなり
体中の関節が悲鳴を上げ始める
自然と話の内容も体の痛いところ自慢
不健康自慢になってしまいがちですが
いつまでも若い頃の感覚で体を動かして
強烈なしっぺ返しを食らうことにならない為にも
普段から体の衰えを自覚する必要はあると思います。

体の機能が低下してくるとカロリーの消費量が減ってくるのか
食事の量も少なくなり
昼に調子に乗って牛丼の大盛りでも食べようものなら
晩御飯が食べられず嫁さんから大目玉を食うことになってしまうので
注意せねばなりません。

そんな虚弱体質のオジさんは
時々バイキングなどの食べ放題に行くという暴挙に出る
けして血迷った訳ではありません
ちゃんと理由があります。
日々、鬱積しているであろう嫁さんのストレスが爆発する前に
ご機嫌を取り、いい夫を演じてやろうという魂胆です。

しかし、このバイキング形式
食が細くおまけに要領の悪い人間にはなかなかの難題
せっかくの機会なので目の前にある沢山の未知なる料理を
少しずつ皿に盛り付けゆっくりと楽しめばよいものを
なぜか食べ慣れたスパゲティーやフライドポテトを
山盛りにしてしまう大失態を演じる

ハンバーガー屋でポテトのSサイズでさえ食べきることの難しい
胃袋の８割をこのふた品で満たしてしまうのは
さすがにもったいない
嫁さんに少し手伝ってもらおうと思いましたが
席に着いた嫁さんの皿にも山盛りのフライドポテト・・・
「・・・なんでポテト・・・」
「・・・お前が言うな・・・」
時間ギリギリまでポテトを頬張り続け
店を出た後に嫁さんが一言
「大したことなかったね・・・」
いやいやいや・・・完全に非はこちらにある
己の要領の悪さや胃袋の許容量に対しての
自覚の無さに猛省する一日となりました。
長谷部