TRAINER’s
BLOG指導員BLOG:指導員の日替わりブログ

2025.05.15
こんばんは、平松です。
学生の頃買ったお気に入りの「メカニズムの事典」という本あります。
機械などで目的の動きを得る為の様々な機構が載っており、
現職の設計で行き詰まった時などパラパラめくって
参考になるものは無いか探したりします。
この本を読んでいると機構の面白さと同時に、
機構を考え出した先人の知恵に脱帽します。
そんな"機構"について、
先日、たまたまネットニュースで「アームトロン」という
昔のおもちゃが記事になっていました。
ロボットのアームを操作して遊ぶおもちゃで、
発売が1982年という事で私の生まれた年と一緒です。
仕事柄、機械の仕組みや構造がつい気になってしまい、
どうなっているのか調べたところ、
このおもちゃを分解している動画が見つかりました。
モーター1つでアームの上下左右からものを掴む動作まで
様々な動きを生み出しており、
おもちゃの中はたくさんの歯車が複雑に噛み合っていました。
今なら電子制御でもっとシンプルな構造になるのでしょう。
当時の"目的の動作を得るために様々な機構を組み合わせる"技術は
機械設計の醍醐味と言えます。
様々なものがデジタル化される昨今、
機械はよりシンプルな構造に置き換わって行くのだと思いますが、
アームトロンの様に複雑な機械は今でも魅力的です。
もう新品では手に入らないのですが、
ネットオークションなどで中古品が出ているので
入札してみようか検討中です。